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【JFA女子サッカーデー企画 #1】鈴木理事&佐藤選手(神戸)&林選手(丸岡)が対談!〜子育て女子フットサル選手のイマ×ミライ〜

  • カテゴリ:その他
  • 配信日:2026/03/09

JFA女子サッカーデー1

 

サッカーに関わるすべての女性が輝く日にしたい。
そんな思いから3月8日国際女性デーに「JFA女子サッカーデー」と題し、一般社団法人日本フットサルトップリーグ(以下、「Fリーグ」「女子Fリーグ」)では、Jリーグ、WEリーグなどともにこの活動に賛同しています。
「JFA女子サッカーデー」とは:
https://www.jfa.jp/women/womensfootballday2026/
special_womensfootballday2026_1440-550_pc

 

 この活動を知っていただくため今年は「子育て女子フットサル選手」をテーマに、一般社団法人日本フットサルトップリーグ 鈴木万紀子理事、林 笑選手(福井丸岡ラック)、佐藤 麻陽選手(アルコ神戸)にご参加いただき、選手と育児の両立や今後のご自身のキャリア、将来の女子フットサル選手へ向けて実体験・考えを「イマ×ミライ」という形で語っていただきました。

【プロフィール】

・鈴木万紀子 :一般社団法人日本フットサルトップリーグ理事
https://kanoacrew.co.jp/

・林 笑 選手|福井丸岡ラック
https://ruck-fukui.com/

・佐藤 麻陽 選手|アルコ神戸
https://arco-kobe.com/

 

〜第1回:女子フットサル選手としての「イマ」〜

 

①子どもをさずかった時の状況・心境、産休~出産~育休の過ごし方について

林選手「妊娠が分かった時は、素直にうれしかったですし、びっくりした気持ちもありました。 初めての育児ということで慣れないこともありながら、母親が保育士をしているので、いろいろ頼りながら育児をしていました。同年代のママ友たちと遊びに行ったり、近所の散歩に出かけたりと普段の選手生活とは違うことをして過ごしていました。 」

 
えみwithこども

 

佐藤選手「(前クラブ所属時に)妊活をするということをチームに伝えていて、妊活を経ての妊娠だったので、とてもうれしかったのを覚えています。妊娠中から「出産後に復帰する」と言っていたので、産後直後からできる筋トレを調べて産院でトレーニングをしたりしていました。 出産後もすぐに復帰したいという想いがあったので、子どもと一緒にできるベビースイミングに通ったり、子どもを抱っこしながらできるスクワット・腕立てなどを取り入れながら、子どもにも楽しんでもらえるようにしていました。 チームにもすぐに戻り、試合などに出たりはしないけれど体を動かしたりベンチに入ったりしていました。」

 
鈴木理事「具体的どれくらいの期間オフの期間がありましたか?」

 

佐藤選手「3月に出産、7月には試合には出場していたので、早い復帰でした。4か月くらいです。」

 

林選手「7月末に出産、6月のリーグ再開時に復帰していたので、1年くらいです。」

 

 ②復帰後の体調の変化、選手としての考え方の変化は?

林選手「出産してから復帰して、トレーニングをあまりしていなかったため、体力が戻らず、すぐに疲れてしまい、シュートの威力も弱くなったと感じました。子ども優先のため練習に行けなかったり、フルメニューの練習ではなく、少ない練習量などで対応していました。 メンタル面では、もっと動けないと思っていましたが、思ったよりは大丈夫でした。 日々の生活ではなく、基本的には練習時に集中してトレーニングを重ねるようにしていましたね。」

 

佐藤選手「復帰後、「前に走る」という動作はすぐにできても、サイドの動きは恥骨の不安定さの影響で、最初は痛みを感じていました。生理周期になると股関節周りが緩みを感じたり、生理が重くなったり、以前感じたことのない体調の変化を感じました。 復帰後、子どもを置いて2時間練習に行くなどしていたので、寂しい思いをさせている分、この時間にしっかり取り組もうという気持ちがより強くなったので、出産前よりも、練習内容の密度は濃くなったなと思います。」

 
JFA女子サッカーデー_さとまよ2

 

③育児と両立しながら選手として続けていくためにご自身で取り組んだこと、周りのサポートについて

林選手「実家暮らしなので、家族がたくさんサポートをしてくれました。子どもが3歳となり、私が練習に行くことを認識できるようになってから、「ママが(練習に)行ってしまう」と行く際に泣くようになってしまいましたが、残った家族が気を紛らわせるなどしてくれていました。本当に家族の支えがあってこそ選手を続けられていると感じています。チームにも、練習集合時間に少し遅れての参加や回数を減らしてもらうなど支えてもらいました」

 

佐藤選手「選手として続けていくために最も気を遣っていたのは体調管理でした。風邪などを引くと、育児もできない、 フットサルもできなくなってしまうため、体のコンディションを整えるために栄養面などの知識は取り入れていました。 周囲からのサポートには大変恵まれていて、祖父母はもちろん、チームメイトの母親・OGなどが試合中に子どもの面倒を見ていてくれたり、練習場近くのファミリーサポートというシステムを利用して子どもを預かってもらったりするなど、多くの人の手を借りたなと思います。」

 

④子どもとの時間の作り方、成長を感じたことは?

林選手「チームの練習がないときは遊びに連れに行ったり、練習がある日でも帰宅時間によっては一緒にお風呂に入るなどしています。基本平日夜の練習なので、帰宅後だと寝ていることが多いため、練習に行く前にご飯の時間を一緒に取るようにするなど、できる限り子どもとの時間を作るようにうまくやりくりをしています。 また、子どもの成長も日々感じており、遠征で1〜2日家を空けて会わないだけでも、話せる言葉が増えています。最近私がフットサル選手であることを認識しているようで、「ラック」という言葉を覚えてるんです。「ママ、ラック行くの?ラック行きたい」などよく言っています。ホームゲームの際は試合の応援にも来てくれます。これからどんどんフットサルのこと理解してくれると嬉しいですね。「フットサルしたい?」と聞くと、「うん」と答えてくれるので、自分の姿をみてより興味を持ってくれたらうれしいなと思います。」

 

 佐藤選手「私も平日夜の練習が多いので、練習前に夕食を一緒に食べる時間を大切にしていました。子どもの就寝後にジムに行くこともありますが、その際手紙を書いて「大丈夫だよ」ということを伝えていました。 産まれたばかりの頃は、最初さみしいと泣いていたのが、「行ってらっしゃい、頑張ってね」と言ってくれるようになり、「すごかった!」と試合の感想を言ってくれるようになったことが成長だなと感じています。 最近ではチームの裏方として選手の氷やドリンクを用意したり、私の活躍を見て、フットサル好きになり「アルコに入りたい、日本代表になりたい」という目標を持つまでになりました。フットサルによってさみしい思いをさせてしまったので、フットサルを嫌いにならないかなと心配していましたが、大好きになってくれたので、成長を感じつつ喜びを感じています。」

 
鈴木理事「ママアスリートとしての交流はありますか?」

 

佐藤選手「林選手が試合会場にお子さんを連れてきているのを見て、私の子どもがもう大きくなったこともあって、かわいいなと思ってました。出産を経て、林選手が復帰してくれたことは、微笑ましく、応援しています。」

 
林笑子連れ修正版

 

林選手「試合会場に連れて行ったときに、他のチームの仲の良いチームの先輩選手が、面倒を見てくれたことには感謝していますね。」

 
鈴木理事「他の選手とお子さんの交流があるのはうれしいことですね。お二人は、選手活動を続けながら、お子さんとの時間もしっかり作って子育ても頑張っていらっしゃるのだなと感じました。他の競技でもママアスリートの方が多くなってきています。競技を超えたママアスリートならではの情報交換などがもっとできるようになると良いですよね。」
(第2回へつづくー)

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